今年の1月から、新車に乗り換えました。前の車はダイハツのアトレー軽。この車はオプションで後部に広々とした棚板をつけることができて、様々な機材を積み込む事ができました。
この機材の積込みというのが、なかなかの難題であり、私とすればいい脳トレといった世界です。
出演先の現場は、様々です。参加者の皆さんの人数・会場によって運び込む機材が変わります。電子ピアノだけ持ち込めばいいところ、50人から80人くらいなら中型スピーカー・100人以上の集会なら大きなスピーカー、マイク・スタンド・歌集・様々なケーブル…などなど。
行ってみるまでは、どんな会場なのかわからないこともあるので、予備のケーブル・スピーカーなど、普通に積んでも目いっぱいです。ただ積めばいいわけでなく、それぞれの会場に合わせて使う機材を取り出しやすく収納しなければなりません。短時間で効率的に搬入・搬出できる配置はいかに??あれこれ試行錯誤が必要です。
イメージするところは、消防自動車!! 現場の状況に応じて、ホースやはしごなどがすぐさま取り出せるように、考え抜かれた配置かと思います。
以前はケーブル・ミキサー・歌集など、同じ大きさのコンテナケースに種類ごとに入れていました。それを台車に積み上げて運んでいました。車に積むのも、楽だし、取り出しやすいしと、長年そうしてきました。
ただこれは、台車に乗せるとかなり重くなるし、階段では手で運ばなくてはならないし、複数スタッフがいないと難しいのです。
最近は楽器の軽量化もあって、一人で出演する事もできるし、便利なのですが、この搬入・搬出はなかなか一人ではタイヘンです。……ではどうすればいいか?
というわけで、ここ数年は「キャリーケース」を活用しています。
ありがたいことに、リサイクルショップでいろんな形状のキャリーケースを安く買うことができます。(最近はやや高くなってますが…)ここにケーブル・機材などを種類ごとに積み込みます。
現場に到着すると、主催者の方・おなじみの参加者の方などがお手伝いをしてくださいます。公民館の廊下を一斉に黒のキャリーケースをゴロゴロ引っ張っていく姿は、まるで東京国税局の査察部のよう。!(^^)! ありがたいものです。
古い公民館は、エレベーターがありません。「大丈夫!大丈夫!」と言いながら、一番重たいスピーカーのキャリーを運んでくださった公民館長さん…ありがとうございます。トクホンでも差し上げたい気分です。
かくして新車も同じ「アトレー」にしました。外観も内装も変わりましたが、広々棚板は二段に増えました!そしてとうとう分類は「貨物車」になったそうです。
黒いキャリーケース、長いマイクスタンドのケース、大きな四角い黒い物体(スピーカーです)、ドラムコードなどなど、山のように積み込んだ60過ぎのオバはんが運転する貨物車。。。。
ガソリンスタンドのにーちゃんは、「こやつは何者だ?」と怪訝な顔で給油してくれます。。(#^.^#)