やっとやっと「暑いね～」を口にしなくなったと思ったら、もう10月も終わり！
　おかげさまで、この秋はいろんなところからお声をかけて頂き、とても忙しい秋となっています。

　自主開催のライブと違って、主催者の方に呼んで頂く出演は、お伺いする場所も様々です。コロナ以前は毎年のようにお声をかけて頂いた皆さん、4年ぶりの再会です。全くお変わりない方や、ちょっと腰曲がったとか、そこここが痛い…なんて、お互いの近況報告でひとしきりワイワイガヤガヤ(^^)　半分以上、お友達の気分です。
　だんだん記憶も曖昧になってきてて「あの時の会場はどこだっけ？」「〇〇センター？」「いや〇×公民館？」「えーっと？」から始まって「あんとき▲▲くんが遅刻してさぁ」「そうそう鍵が空かなくてタイヘンだった！」なんて話がエンエンと続いて、とても歌なんか歌ってる場合じゃなくなったり…(^^;)

　そんなオバサンの会話をにこやかに聴きながら、受付のお手伝いしている若い女性。「娘です」とご紹介頂いてよく見れば、なるほど笑った顏がお母さんそっくり。あの頃はまだ小学生だったのに、肌の透き通ったすらりとしたステキな女性に大変身！
　娘どころか「孫です！」なんてことも。

　以前と同じ歌をリクエストして下さる方、同じ歌を歌いながらも、感じる思いはまた違ったものなのかもしれません。少しテンポを遅くして、歌う音の高さも低くて前奏を弾き始めます。

「♪君の行く道は　果てしなく遠い～」
　果てしなく遠かった道も、だんだん先に続くより、歩んできた道の方が長くなってきた今、この言葉をどんな気持ちで歌っているのかしら？今まで何回もご一緒に歌ってきた光景が思い出されます。

「♪若者はまた　歩き始める～」
　今日はくり返しを、いつもより1回多くしました。